2014年03月23日

直前期の大型模試にあたってのアドバイス

みなさんこんにちは。

そろそろ最後の調整段階の模試ですね。

全科目ではないですが、科目ごとの注意点を軽くアドバイスしておきますね。
参考にしてください。

★民法

◎ 要件事実について
要件事実の分配は、条文構造からスタートして。あとは実体法上の判例通説に合わせて修正する。
そして、なぜその事実が請求原因(または抗弁など)に位置づけられのか、理由を書くこと。ここで実体法の理解を示せるといい。

◎ それ以外の出題について。
難易度の見極めが大事。親族相続は条文を丁寧に示しつつ、ちゃんと時間と分量を確保して書けば、点になる分野。ただし、最後の設問に配置されてることが多いので、時間配分に注意。
あと、他の人がガッツリ書いてくる部分(典型論点)は、あっさり終わらせると書き負けするので注意。

◎ 時系列は間違わないように!事実誤認や、問題文読みおとしにも注意。

★商法
会社法は、条文が大事。
さがした条文が適切かは、過去の類題の曖昧な記憶に引きづられるのでなく、章→節→款→目のタイトルから判断すること。

内容面では、攻めと守りを意識すること。

◎まずは攻め。
典型問題は丁寧に書いて点をとる。
すなわち、要件を示し、事実を広く拾う。とくに本件に特殊な事情は必ず拾う。会社の規模や業務内容にも注目する。任務懈怠の『任務』の内容を具体的に示すことを忘れない。

◎次に守り。
とにかく形式的帰結を示した上、不都合→修正という流れ。条文の趣旨→規範→あてはめ…という三段論法を崩さないこと。よくわからない問題は、とにかく趣旨にさかのぼって書いて三段論法を守れれば、少なくとも沈むことはない。


★民事訴訟法

◎ 民訴は、@典型問題と、A複数訴訟などの手薄になりがちな分野の知識を訊く問題、それにB応用問題がある。
前の2つで、丁寧に書いて点を稼ぐのがポイント。ここが勝負の分かれ目。

応用は、既判力やら弁論主義の存在意義に遡って考えると、なんとか守れるはず。…まずは形式的な帰結を示す→不都合性の指摘→ある原理原則の趣旨→規範定立→あてはめ…とやるといい。


★刑法
◎共犯論は、実行犯のところで書かず、共謀しかしてない者のところで書く。また、共同『正犯』性は、主観的意図だけでなく、客観的に正犯と評価しうる役割を果たしたかどうかを、事実を拾って認定すること。

◎各論的なところでは、
当たり前だが、とにかく論点落としはしないこと。
そのために、問題文の大事な箇所にはマーカーを引くなどして、読みおとしを防ぐこと。
あと、近年では判例知識が重視されるので、判例の規範や言い回しなどは、なるべく書くこと。ただし、主語を『判例は』とやるのはNG。聞かれてるのはあくまで解答者自身の見解なのだから。

刑法は破綻せずに書ききれば合格点がつくはず。

★刑事訴訟法

刑訴は時間配分に注意。

◎ 全体を見渡して、各設問の論点内容と難易度を大まかに見極め、時間配分を決める。
方針は、とりやすいところに、十分な時間とスペースをとること。

★ 捜査
◎ 最近では、捜索差押えや、逮捕、勾留などの要件をあげさせて、それにあてはめさせる問題が流行り。
これらが出たら、当たり前だが、全ての要件を検討すること。
特に明文にない『必要性』や『被疑事実との関連性』といった要件を落とさないように。
休み時間に軽く見ておくのがベター。

いわゆる予備校的典型論点が出たら、丁寧に判例の規範を示して、無難に書くことが大事。明文にない捜査方法については、そもそも許されるか?の検討を忘れずに。強制処分か任意処分かという議論もを省略しないこと(ここにも配点あり)。

以下は捜査一般に共通。

◎ あてはめでは、とにかく事実を拾うこと。『事実には配点がある』ことを忘れない。
特に本問に特殊な事実(普通ではないイレギュラーな事情や、何かと比較してる事情)は必ず拾うこと。

★ 公訴公判

◎ いちおう訴因関係の論点や、自白法則、補強法則の論点はちらみしておこう。
◎ 伝聞は、立証趣旨から、まずは要証事実の確定を。ここは一義的な正解はないので、アバウトでいい。視点は、『この証拠を出すことで、直接的に証明したいのは、要するに何か?』というもの。
 そのうえで、要証事実との関係で、原供述内容の真実性(原供述の存在ではなく)が問題となるかどうか検討。つまりは、原供述内容と符合する事実を要証事実としているかどうかを検討する。
あと、条文を丁寧に検討すること。条文選択を正しく!また、全要件の正確な検討が必要(たとえば、二つの特信状況の違いは把握しているのか、相反供述の定義を書けるのか…など)。
あと、伝聞からみでは、弾劾証拠は要注意。これもチェックしとこう。


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posted by 弁護士 金沢幸彦 at 18:40| Comment(0) | 日記